12/08/2014

『断捨離』で見える自分


入り江でこの葉がくるくる回っているだけのような人生の展開でもそれなりに流れがあり、それに乗っていたらいきなり滝で落ちたので驚いたけれど、今現在は展開にシンクロニシティが続くのを目の当たりにし、幸運のルートに乗ったようなそんな嬉しい予感を得ている。

『師走』の言葉に相応しく12月に突入した途端、重かった尻が動いた。あれほどまでに手をつけられなかった『断捨離』が始まったのだった。捨てるのが難しいと感じられたそれも、本の山の中にあったやましたひでこ女史の『公式ビジュアルムック 見てわかる断捨離』に遭遇し、それを読んでマインドセットを幾度となくしながら進めていった。最初は無理せずゆるく残したとしても、後ほどそこに目をやれば「やっぱりいらない」が見えてくるから面白い。

既にクルマ一杯に詰め込んだ『不要品』を慈善団体に寄付するのに運んだこと3回。まだまだいけそう。寄付してしまうのにしのびないものは、これが欲しいと思う人に使ってもらいたいのでオンラインで安く売った。そして、自分の生まれたときからの写真アルバム、海外を放浪した全ての記録があるコラージュアルバム等が詰まった重い段ボール箱をどんと捨てたときは、なんとも言えない気持ちになった。もちろん、完全に失ってしまうのはしのびないので、そういうのをへろりと苦なくやってしまえるKちゃんに頼んで、写真の全てをスキャンしてもらったからできたことだった。



『断』---  買わない、貰わない、要るモノだけ取り入れる
『捨』---  ゴミ、ガラクタを捨てる。モノを売る、寄付、リサイクル 
『離』---  執着を手放す。自分がわかり好きになる。俯瞰の視点が身に付く

そう本では説明されている。モノを買わないことはできていたけれど、捨てることはなかなかできずにいた。そして、今回「今の自分」と関係を紡いでいないモノを捨てる自分に何度も確認していきながらモノと向き合った。『思い出のもの』と『いつかまた使えそうなもの』、そこに見え隠れする『執着』。それをぬぐい去るのにもある程度の勇気はいる。断捨離は『さとり』の基本の『今ここ』に通じるものがある。過去にも未来にも囚われない今に生きるモノとの付き合い方なのだ。




以前これに近い大きな断捨離をしたのは9年くらい前かしら。『アート系のイタイおばさん』から脱出しようとして大切にしていた服や小物を思いっきりなぎ倒すように捨てたけれど、今回はクロゼットどころではなく、開かずの戸棚の奥深くまで引っ張りだしたので自分の過去と出逢いちょっと感動するところもあった。自分が誰でどこから来たのか。どんな情報にハングリーでいたのか。そしてそれらを通してどんな自身を作り上げて来たのか。おびただしい量の本を捨てることによって再確認できた次第だ。身に付いたものもあれば、気持ちだけが先走って読まないままになっていた本もあった。そして、20年前に夫と一緒になる前に捨てきれなかったモノと再度遭遇することによって、オリジナルの自身にも出逢った。そんなモノを手にすると、そこから当時の感情というかエネルギーがありありと思いだされ、そしてチャージされるような感じだった。冒険家だった自身を思い出した。




雑誌やカタログの切り抜きがプラスチックシートに差し込まれた分厚いファイルが出て来た。一時期、なりたい女性像、欲しいものをファイルしては何度も繰り返し眺めていた時期があった。すっかり忘れていたそれを再度眺めてみると『既になった自分』が重なって行く。潜在意識が作り上げる現実の凄さをそこに見たような思いだった。

そんな『成し遂げた』画像は抜き取り、そしてまだ先に続くであろう理想像を眺めてマインドセットする。特に必用と思われたイメージは写真に撮ってiPhoneの中に収めた。これからはもっと簡単にそれを目にすることができる。これまでの成果があるのだから、これからもできる。そう確信させられた瞬間だった。

『モノを捨てる=執着が取れる』ができると展開が変わることを実感した。それは『人間関係』でも同じで、前のものを断ち切ると新しい関係がすいと入ってくる。『モノと空間の状況はそのまま頭の中を表している』とあったけれど、そうだと認めざるを得ない。断捨離をし始めてからシンクロニシティが起きているのが見えてくる。




2015年、私の人生は大きくリセットされる。コンフォートゾーンを出るのはとても勇気がいるのだけれど、奇跡はその外にあるのだと信じて「えいやっ」と飛び降りるしかない。50歳の誕生日にスカイダイビングをしたことが、今現在のアクションに繋がっていることをまた垣間見た。人生って面白い。自分で作る映画のようだ。




4 件のコメント:

  1. 断捨離お疲れさまです(^_^;)

    ブログを読んで
    『こんな女性になりたい』
    と憧れていた雅さんと
    実際にお会いして
    こうしてコミニュケーションを取れる
    なんて
    5年前の私が今の私を見ると
    きっと驚くと思います(笑)

    それくらい潜在意識の力はすごくて
    人生はワクワクするくらい面白い
    アドベンチャームービーですね♪

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    1. 5年前。『変化』を作るには充分な時間ですよね。

      今回自分が歩いて来た道を再度垣間見て、感慨深いものがありました。無駄なものななにひとつない。ジョブズの言葉じゃないけれど、ランダムに起きているようなものでも、時間が経って振り返って初めて点と点が結ばれているのを見ることができます。

      来年私のロケーションを変えて私のアドベンチャーは続いて行きます。
      春にはまた帰国しますので、大阪へも立ち寄りますよ。
      また会えたらいいな♪

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  2. ◆アベユウ◆2014年12月8日 16:14

    お久しぶりにコメント差し上げます、◆アベユウ◆です。
    ずっと拝見しておりましたよ(^^)
    私も自分ではどうにもならないことになり、えいやっ!と飛び込んだ夏~秋でした。
    今も残念ながら最初の頃のような状態に戻りましたが、得たもの、今まで得てきてそれを誰かの役に立てたこと。
    私の中身は変化を遂げていると実感ができた経験でした。
    十年前になりたいと憧れた女性がいて、今の自分はそれを年下の子たちに言われた事実。生きていて良かったと、こうやって、人は中身を豊かにしていくのだという、雅さんが書かれていた潜在能力の凄さを実感できました。
    こうやって、また、素敵な雅さんという憧れられる女性に出会えたことは、宝物です。
    いつもシェアありがとうございます(*^-^*)

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    1. ◆アベユウ◆さん、お久しぶりです。

      自分の中身が変化を遂げていると実感できる。生きている時間の中でも特に輝かしい達成感を感じるモーメントだと思います。素敵ですね。

      周りとの比較ではない自分軸の中での比較でこそ得られる感覚で、そこに感じられる充実感と幸福感は自分しか解らないものだと思います。

      私も◆アベユウ◆さんも、これからはどんどん内に入って世界を広げて行きたいですね♪

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