12/30/2014

離婚成立。元旦から新しい世界。


「後はジャッジのスタンプのみですから、これで事実上離婚が成立したと言えるでしょう。大変に穏やかに協力してくださって感謝しています」

いくつかの書類に最後のサインをした後、メディエイター である弁護士がそう告げた。

「お礼を言うのはこちらの方です。本当に驚くほど心地よくプロセスがふまえました。あなたのお人柄のお陰です。感謝しています」

「そう言って頂くと嬉しいです」

大人なのにどこか子供のような顔をしているにこやかな彼はまるで天使のようなエナジーを発していることに、私は毎回驚かされる。彼は夫の『弁護士という職業の人間に対する先入観』を完全にくつがえした。

「みなさん、そんなに目の前で喧嘩されます?」

「えぇ、そりゃ、もう。凄いものです。1Fの離婚弁護士は、そういうカップルをかき回してミリオンダラーとっちゃうんですよ。片方だけでその金額だから、相手も同様にそれだけ払ってるんだろうから相当の金持ちなんでしょうけれど、無駄なことです。弁護士だけが高笑いですよ」

そう言って目を丸くした彼だけれど、本当に私たちはミニマムの費用で離婚できたから、彼には大した儲けはない。欲がないというか、自分の信じるところで仕事をしている人なのだと思う。でもきっと彼の人生は別のところでとても素晴らしいことが回っていると信じたい。

アメリカで離婚なんてどこから始めていいか解らなかったし、大体にして熟年離婚なんて絶対できることじゃないと思っていたけれど、それでも同じ屋根の下の『最善の振る舞い』で離婚の過程を通って来たのは想像を越えた展開だった。この弁護士に決めたのも、本当に行き当たりばったりの直感だったけど、今回の離婚のプロセスには『運命に守られている』感が強かった。怒らず求めずして、与えられたものに感謝するだけにしてもありがたき優遇。こんな形の離婚をする人もそういないのではないかしら。そして怖がりながらもジャンプした自分を本当に誇りに思えるし、今は自分大好きの極致。笑。




「Thank you for your generosity!(あなたの寛容さに感謝します!)」

相手の自分に対する信頼と太っ腹さに感動して、思わず感謝を告げるラッキーな出来事が続いたとき「そういえば、私、誰かに言われたぞ?」とデジャブーのような感じがした。よく考えてみたら、フリーウエイの入り口に立ってたホームレスからだったことを思い出した。あの時財布を探ったら1ドル札がなくて、でも5ドル札があったからそれを差し出したところ同様なことを言われていた。

金額じゃないのだと思う。そこに差し出せるものがあって、それを純粋に差し出して感謝されたエネルギーが、別な機会で巡り戻って来ているという実感がじんじんする。状況の確率的なことを考えると、正にラッキーな出来事だし「あぁエネルギーは回ってるんだなぁ」と思える嬉しさだ。こうやって最近の人生のシーンは展開していく。




私の過去20年分の人生が片付いた。

やましたひでこさんに報告されている、大きな断捨離をした方々のそれに伴う『人生の変化』とはこのようなものなのだろう、という体験を私もしているようにも思えた。あれほどびくとも動かなかった大きな岩のような『私の人生』がゆっくりと動きだし、そしてそれに勢いがつく。モノへの執着を捨てることによって、恐ろしいくらいに『引き寄せの事象』の動きがでる。それは、ブロックが外れたかのように『たららっ』という勢いで流れ込んでくる。そう、それは経験した人だったら解る『シンクロニシティ』というものだ。

夫が使うことのないキッチンのがらくたを始め、自分に属するモノの8割方を処分し、更に大小2個のスーツケースに収まるだけのモノが今後半年間の私の全財産になる。しばし放浪の身となり、その後のことは、これからの半年の出来事で方向性が生まれて来るのだろう。私は今後の人生を誰のせいにすることもなく、お金の心配をすることもなく、自分が思うように好きなところで好きなことをして生きて行ける。そういう場所に辿りついた。




「そういえば、バシャールはどのように2015年を予告しているかしら?」

そう思い出してYouTubeで検索してみたら、2010年から2015年までの『変革のスパン』を語っている動画がいくつか見つかった。人々の意識はこのスパンで大きく変革され、特に2012年は大きなネックになると彼が語っている。ブログという記録があるので、過去ログで出来事を振り返ってみると、ランダムに起こっているようでも点と点が繋がっているのが再確認され『運命の流れ』の摩訶不思議さに唖然とする。10年くらい前の自分が人生を振り返ったときは安定の退屈さから、25歳から30歳までの人生の密度って凄かったと感心していたけれど、この5年の私のスピリチュアリティのイベントの密度とその変容も凄かった。そのフィナーレを今迎えているという感じかしら。

このスパンが変容の期間としたら断捨離はさなぎの殻をやぶっているような状態だと思う。さなぎから身体を出して羽が広がるまでにはまた暫くの時間がかかる。それが来年という感じで、実際飛べるようになるのが2016年くらいかな。

自分の人生が信じられる。何が出てくるか解らないけれど「でも大丈夫」と思える気持ちがある。私はまっすぐに立っている。バシャールの言う『パラレルワールドの電車の乗り換え』は出来たようだ。






バシャールの早口を理解するのはなかなか難しいと思い続けていたけれど、この暮れ初めて今までになく理解できてる感が強い。言葉ではなくセンスで理解できるという感じか。いろんな動画の中で、これがまるで悟りのように頭にがつんときて泣いてしまった。宇宙の波動というのは『愛』のそれなのだ。だからレイキであれ、祈りでさえ『奇跡』を目にすることができるのだろう。





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