5/18/2015

ビジョンを持つ力


最近、このブログが更新されていないことで数人の友人から心配されていたことを知ることになった。私としては、まったく更新を途絶えさせる意図はなかったのだけれど、最後の記事を更新した後ハワイ島でとてつもないスピリチュアルな経験をすることなり、そのことを書こうと思いつつその事件の大きさに軽く書き始めることもできないまま、時間だけが過ぎて行ってしまった。

今年に入って軽いタッチで書けるアメーバの方の『みんな、それぞれの宇宙』の方に気づきをメモするつもりで記事を書いてしまったら、その気軽さからずっとそちらの更新をし続けているという結果になってしまった。もちろんこちらも更新は続けて来たけれど、そのスピ経験の記事を書こうという気持ちをずっと持ちえながらも、忙しさにかまけて先送りになっている。アメーバにもそれを書くことができるはずなのだけれどそうしないことは、それだけその出来事を大切に思っている自分がいることなのだな。まさか、こっちのブログをずっと読んでいた友人が心配しているとはまったく思ってもないことで。

二つのブログの文章は違っている。多分にこちらは自己満足の随筆風になっていて、アメーバの方はそれなりに人に報告する口調で書いているという感じかしら。もともと文章が長いのが私の癖で、アメーバの方簡単に書くつもりで始めても、結局は長ったらしい記事になってしまうことになるのだけれど。




ハワイ島の経験の後、再度3月をオアフ島で過ごし、4月からは日本帰国をして母と家族の元で暮らして来た。父の命日に墓参りをし、母の白内障の手術の付き添いをした後、鎌倉で5日間の『三十三観音霊場めぐり』をした。その後東京で『量子場観察術』のセミナーを受け、再度量子力学の関心に再度火がつき、最近では9日から大阪、高野山、福岡/博多の旅に出て夕べ再度実家に戻って来たという感じ。ハワイでもそうだったけれど、日本でも『期限付き滞在』となると、割と精力的に旅行をしようという気になる。特に社寺巡りの興味が高まる今、日本は以前にも増して面白い土地になった。

今回の旅は8日間に留めたけれど、最終日に割と元気な自分を発見した。毎年どこかには旅に出ている昨今の私は、旅の8日目というのは本当に疲れがたまってぼろぼろになることを重なる経験で理解している。それが、今回はかなり元気でいることに気づいた。旅慣れしているというのもあるし、不思議に全てのことがスムースに運ばれていたことにも気づいた。「ちぇ、ツイテナイな」と思うことはまるでないし、逆に交通機関での移動のタイミングで驚くほどにラッキーだなぁと思う時は少なくなかった。出逢う人々は丁寧で優しい。そして多分に、自分の体調がすこぶる良いのだと思う。そういえば、数年悩まされた更年期症状も意識されることがない。私は元気なのだ。

今回高野山去年の伊勢参りに出掛けた京都にいる友人と一泊旅行で出かけたけれど、それ以外は一人旅だった。一人旅というのは綿密な計画を立てるまでもなく、気ままに自分のペースで回れるので、体調管理が自由に利く。ゆっくり眠れる朝もあれば、昼寝をしに宿にも戻ることも可能だし、元気だったら人のペースに合わせるることなくがんがん歩き回ることも可能だから。

そして、一人だったらそこにある『出会い』がまた楽しい。福岡/博多で一日歩き回った夕方、宿に戻ってしまおうかと思ったけれど、それでも中州の屋台が気になっていた。酒も飲めない女の赤ちょうちんってどうよ?と思いつつ、二度と福岡に来ることもないかもしれぬ、と勇気をもって座ってみたら、直後に隣に座ったのはシンガポールからやって来ていた粋なおっさん。なんでも自転車で大阪まで行くのだそうだ。逆隣りの女子二人もふと気づいたら韓国からやってきていた。そんな彼らと肘を付き合わせておしゃべりをするのは楽しい。歩き回っていた疲れもそんな時間を持つと吹き飛んでしまう。




こうやって書きながらも、私がこのブログの更新を怠った理由が解ったような気がした。始まりは離婚騒動のあの辛い日々からだった。アメーバブログの方で長いことポジティブな記事を書いていた私が、自分の気持ちをそのまま落とす場所が必用だった。多分に人が読んでも楽しくない記事だということは承知のことで、特に多くの人々に読んでもらいたいものでもない。ただ、私の近況を知りたいと思う人が気にして読んでくれたらありがたいというくらいのものだったと思う。

新しいこのブログサイトをデザインするときに選んだこの*トップ画像。以前にもこれを書いたけれど、そこには一種のアファメーションが込められていた。2013年の11月に訪れたマウイ島で撮られた写真。レイキマスターのワークショップを取っている最中のフィールドトリップにての瞬間。この写真の持つエナジーの自分に戻りたい。このエナジーこそがありたい自分の姿なのだ、という意味を込めてこのブログを設立した。


(*注:この記事が更新された当時のトップ画像は現在のものではありません)


あのワークショップで先生が言った言葉が興味深い。

「この後、人生が変わるよ。君たちのりリレイションシップは更に強まるか、または別れてしまうかのどちらかだ」

それを耳にしてどちらになるのだろうかという思いはあったけれど、夫を同伴したその旅の最中にして既に兆候は現れていた。それからまもなくして私たちは離婚の方向へとどんどん運命に流されて行った感じだった。

一種アメーバからは『逃げた』私だったのだと思う。どんなにポジティヴに人生を捉えたくても辛いときは辛い。天中殺、大殺界というあまり良くない人生の時期でもあった。そんな中で逃げ場であるブログを作った時、この写真の中の自分に戻ることを潜在的に願っていた。

そしてハワイで過ごしていた日々。計画はしていなかったけれど、なんとなくの希望はいつの間にか実現していた。そして、ほんの弾みでハワイのマカハの地に滞在している時に、ゲストハウスで知り合ったアイルランドからやって来た女性と山登りをした。そのときに撮った写真がこれ。


この写真は、これの前の記事の翌日に撮られていた。そして今この画像は『みんな、それぞれの宇宙』の方のプロファイル写真となっている。私はこの写真で感じられるエナジーのまま、今現在も生きている

エネルギーはこの上のトップ画像と一緒だ。そう、自分は知らずとして願いを叶えたことになる。一年の月日はかかったけれど、結局はまた以前の私に戻れたし、アメーバにも普通に戻って記事の更新をしている。

ここのブログを閉じるつもりはまだない。ここでしか書けない文章というのがあるので、まだその場所をとっておきたい気持ちはある。それにやっぱり、あのハワイ島での経験は書いておきたい欲求はまだあることだし。

とりあえず、ご心配をおかけした読者の方々にはそのようにお知らせしたいと思いこの記事を更新した次第です。読んで下さってありがとう。