5/12/2014

日本で社寺巡り 3


「レイキをしている最中におしゃべりをしていようが『意図』がそこにあるならそれでもレイキはでているのよ」

そうレイキマスターから言われた時には、本当なんかなと疑った。でも、こうやって体験を積み重ねてみると、今では確かにそうなのだと納得できる。レベル1を受霊してすぐにボランティアの施術を始めた時は凄く集中して行なっていた私だったけれど、思えばあれはレイキというより自身の『念』を使っていたのだと、振り返って理解する。

『意図』があればそれでレイキは使えていると思うが、それでも『波動のチューニング』というのがあるということを、ある時期から身体の感覚で理解した。無意識でどんな構えで始めても、チューニングでハマった瞬間自身の身体が突然動く。背骨が正しいアライメントに揃うのだ。それは背骨の中を風が通るような気持ちのよい瞬間で、その状態がそうだと解るのは『アレキサンダーテクニーク』のセッションを重ねたせいでもある。

『六芒星』の上に立って呼吸を整えた瞬間、それが起こった。それはまるで麻布の魔法使い磯部氏のセッションを受けたときと同じように、身体が揺れ足の裏の重心が正しい位置に落ち着いた。その途端、自動的な微調整で背骨のアライメントが整い風が通り、上方に引っ張られるような感覚さえ覚えた

レイキががっつりと『通った』と思われる瞬間に起こるその現象を、私はあまり他の人とシェアしたことはない。レイキの感じ方は人それぞれで、どれが正しいとも、そうだからパワーがあるとも言えないということなので。しかしながら、鞍馬寺の最もパワーがあると言われるその『六芒星』の上に立った途端に、私がレイキとチューニングが深く効いたと思われる瞬間の感覚が起こったという事実は、レイキパワーの確信を私に与えてくれた感が強い。その体験に感動し、そのまま私は大きく両手を広げ、ハワイのレイキマスターワークショップで学んだ『動瞑想』を行なった。充分に時間をかけて行なって満足して振り返ったら、後ろに列が出来ていてびっくりしたけれど。

鞍馬山のパンフレットにはこう記載されている。

『鞍馬山は、毎日を明るく正しく元気良く積極的に行き抜くための活力を、本尊である尊天から頂くための道場である。本来、いつでもどこにでも存在する尊天の活力が、特にこの鞍馬山には満ち満ちているからである。『尊天』とは「宇宙の大霊であり大光明、大活動体」であり、私たち人間をはじめ万物を活かし存在させてくださる宇宙生命・宇宙エネルギーであって、そのはたらきは愛と光と力となって現れる』

この山の信仰はこのエネルギーを信じ合一するために自分の霊性に目覚めることにあり、その個人の宗派も人種も国境もこだわることがない。霊気(レイキ)は太古から存在し、臼井みかお氏はただそれを使う方法を発見したにすぎない。それが今や世界中に広がったレイキだけれど、まさか遠い未来にそうなるとは彼も想像することはなかっただろう。そして私も、一歩また一歩と確実に導かれて、レイキを更に理解してゆく。




鞍馬山を訪れたのは日曜だったにもかかわらず、まだ幾分寒さが残る山の中だから人の出も少なかった。誰も入ろうとしない霊宝殿だったが、知り合いからそこの3階にある観音様を訪れるように念を押されていたのでそれに従った。仏像奉安室は靴を脱いで畳の間に上がる。そこには毘沙門様が数体、そして聖観音像があり直ぐ目の前にそれを拝む事ができる。その足元にひざまずき薄暗い部屋に浮かび上がるその美しいお姿を崇め、ただエネルギーをシンクロさせた。泣きたくなるような静かな感動を覚える。今まで散々いろいろなところで仏像を見て来たけれど、こんなふうに拝むことなど知らなかった。というか、感じることができなかった。







鞍馬山に入山したときに受け取ったパンフレットには、32カ所の山内史蹟が記されているが、それはあくまでもメインのものであって、その途中、またはその敷地内に小さな社はそれ以上にある。それをひとつとしてとばすことなく、帽子を取り丁寧な『二拝二拍手一拝』をひたすら続けた。やっと貴船に辿り着き遅いランチの蕎麦で温まり、貴船神社を参拝した後は滑り込みセーフで茶屋でぜんざいを頂いた。この辺りの店は3時頃には早々に閉まってしまうようだ。

再度叡山電鉄で貴船から鞍馬に戻り、駅に停まっている鞍馬温泉のマイクロバスに乗り込み、日帰り温泉を楽しむ。京都の出町柳駅で購入した1700円の『鞍馬・貴船散策チケット』には露天風呂の料金まで含まれる。のんびりと山の景色を楽しみながら歩いた疲れを癒し、京都に戻る電車の中では充実した一日を感じてほっこりとした気分になる。




夕食にぽんと町に出向いた。二日後に訪れる伊勢では五千円の伊勢海老の懐石料理を予約済みなので、今夜はシンプルに済ませたかった。そんなところで見つけたお好み焼きの店で感動あり。そこのウエイターのお兄ちゃんが、もうなんともいえない爽やか青年なのである。

「雅さんてさぁ、日本人男性好きになることってあるの?」

大阪でそうおもむろに友人から尋ねられた時、「福山雅治? 彼とだったらやりたいと思う」と応えたら「そんなん、アタシだってやりたいわ!」と怒られた。あと、大河ドラマに出ていた岡田准一もいいなと思ったかな。しかし、生の一般人で唯一私が萌えたのが、この『やすべえ』のウエイターのおにいちゃんだったのだ。

「あのおにーちゃん、爽やかやわぁ〜。ええわぁ〜」

お店に居た間そう繰り返し何度も何度も呟いていた私。そうしたら、隣に座っていた3人の熟女たちも同様に感じたようで、お会計のときに露骨にお兄ちゃんにラブコールを送っていた。なんでも、オーナーは二人姉妹で、その片方が彼の義母、そう彼は彼女の娘と結婚しているそうで。チッ(・д・) と思ったけれど、それでも男性客にもそれはさわやかに丁寧に受け答えする彼、是非京都に出向いた際には『やすべえ』のお好み焼きを食べながら、彼のさわやかさを吟味していただきたい。



左:ぽんと町に入っていきなり横の店のドアから芸子さんが出て来た時には、放心してしまった。慌てて追い掛け写真をとった私。
右:お好み焼き『やすべえ』の入り口。




2 件のコメント:

  1. 福山くんや岡田くんを超えるイケメンて…(๑º ロ º๑)

    先斗町のやすべえですね!
    これはチェックしに行かないとー( ✧Д✧) キラーン

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    1. 言ってない、言ってない。福山くんや岡田くんを超えるイケメンとは言ってない。

      『生の一般人で唯一私が萌えた』というだけ。イケメンじゃないけれど、とにかく『さわやか』なのさ〜。ま、行ってみれば私の言いたい事は解るかもしれぬ…
      (*^.^*)

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