6/07/2014

パラレルワールドの移行


「2ヶ月時間を空けただけで、ていうか、問題解決を投げ出して2ヶ月逃げている間に、すべてが解決してしまうってどゆこと。ありえね~。なんでしょう、この不思議な成り行きは。それはなに?魔法だわ」

事の成り行きを遠くに住む友人に知らせたら、そういう言葉が返って来た。本当にそのとおりだと思う。銀行や投資のお金はきっかり折半。家は夫にそのまま住まわせローンを払い続けてもらうことにするので、私は半分を彼に貸していることで家賃を積み立てにしているということにする。今後何年後かに家を売る時に家の価値が下がろうが上がろうが、シリコンバレーバブルの頂点くらいに上り詰めている今現在の家の価値で分配を計算することにする。私としては、直ぐに大きなお金を必用とする訳ではないので投資をしているようなものだからそれで問題はない。

「や~、これは複雑だよ。でも待ってろよ、後でちゃんと分かるようにみせてあげるから。お前が損しないようにちゃーんとやってあげるよ」

それを私に数字で説明するために、夫はパワーポイントの文書を作ってくれた。老後の自分を捨てて別れるという妻に、だ。まったく至れり尽くせりという感じがしないでもない。いろいろ調べ物をしながら、それは嬉しそうにやっている。感覚的には、今夫が一生懸命グライダーを組み立てていて「ちゃんとしっかり操縦するんだよ」って我が子を旅立たせる感じ、と言ったら近い感覚がある。そういう訳だから、家を売ることとか引っ越しのこととか、一気に何をどうしたらよいのか解らないでパニックになっていた以前のプレッシャーは消滅してしまった。今現在は去年のクリスマス以前のようにたまに二人で一緒に録画していたTVシリーズを見たりしている。寝室も食事も別という長年の家庭内別居的な習慣はそのままだけれど。そんな状態だから、もしかして離婚しないでもいられるかも?なんてのんびり構えていたら、早く離婚書類をファイルしてくれ、ともう3回くらいせっつかれている。夫は私よりも離婚する気満々なのは変りがないようだ。でもそこに、怒りや憎しみ、悲しみも存在しない

彼のDに対する気持ちも終っているようで、彼らは3ヶ月会っていなかったし、Dは新しい犬とボーイフレンドができて、新しい生活が始まっている。日本から戻って来てからのアメリカ生活は、全くとして『別バージョン』という展開だ。

そこにあるエナジーの波動も対極的に違ったもので、私は20年前にアメリカに引っ越すという決意をしたときと同様な、人生でもっともエキサイティングな時期にいる。まさしく『ワクワク』の域だ。その変化には驚愕を覚えるほどで、バシャールが語るとこの『電車の乗り換え』が起こったのだと、帰国して2週間も経ったある日その『生きてる感』でそう思った。




このバシャールの『電車の乗り換え』説は、本田健さん須藤元気さんとのセッション本で説明されているけれど、パラレルワールドの移行が起こったと説明するととても納得できるようだった。

前ブログ『みんな、それぞれの宇宙』の中で、私は何度かバシャールのことについて触れている。記事のカテゴリーはいろいろあるけれど、興味のある人は『スピリチュアル』のカテゴリーの部分を拾い読みしていただければ、ある程度私がどんな観点をもっているかが理解できると思う。この『パラレルワールドの移行』はこちらの記事で説明されているが、まさしく今回このことを痛感していた。

今年始め、私は本当に絶望していた。願いがことごとく叶うように展開する人生を経験し『引き寄せの法則』の実感を記事にしていたブログを書き綴っていた筈なのに、自分が落ちた闇の世界に愕然とした。これから電車を乗り換えることのできる機会は少なくなる一方だというのに、これほどの低い波動の世界にハマってしまった自身を恥じ、自分がそうだと思っていたポジティヴな姿は架空のものだったのだろうかと疑った。



パラレルワールドの移行の鍵は『愛』だ。人が生を設けた上で『家族』は一番の基礎、樹で言えば根っこや幹にあたるところがそこだけれど、その部分に『愛』を得る人は、たとえ恋人がいなかろうが、仕事が満たされるものでなくとも、きっと『幸せ』を感じられる人であると思う。多分『見栄』というのも持つ必用がないくらいに。

そして決定的なのは執着を捨てること。アメリカで雇われ経験もない私は『らくちん主婦の座』を手放すなんて絶対嫌で、夫とDのことがあってもしがみついていたし、離婚もここまでしないできた。しかし実家にいる間に、大好きな家もお風呂もベッドも、そしてサンフランシスコのベイエリアの高級住宅街に住む生活ステイタスそのものを捨てていいかなと思えた。それだけに家族といることが幸せだったし、実家の近くに住むのだったらもうなんの見栄もいらない。それこそスーパーで働いてもいいかなと思う覚悟もした。ただ家族の愛情あるサポートに身を任せることで、そこに『幸せの青い鳥』を発見した私だった。

5月の誕生日にはこの正月に別れた子犬君からよりを戻したいとメールがきていた。去年の誕生日はそんなことすっかり忘れて元カノとキャンプに行ってた男が、である。それでも私の心は動かなかった。あれだけ別れが苦しかったのに、今はちょっとは嬉しいけど返事を書く気にもならないスルーさだった。過去8年間ずっとそうだったような『想い出に酔う』ということもできなくなっていた。実家にいたときにそれに気づいて、彼を思い出そうとしても、凄く力を入れて集中しないとそれもできないくらいだったので、完璧に執着がとれているのを知ったのだった。

愛に満たされ、執着を手放した瞬間に私はパラレルワールドを移行していたのだと思う。まるで魔法のようにアメリカの生活が別世界に変わっていた。バシャールの言う、輪ゴムの原理。大きく飛躍するには、逆方向に引っ張る力が要される。光を見るには闇が必用だということ。シンボルは確かに現れていた。帰りの飛行機の中で運が変わったことを予感した。




バシャールと出逢ったのは25年くらい前のこと。彼の言葉は一貫しているし、時代は彼の言葉に追いついてくる。忘れてしまっていても、彼の情報は必然なときに目の前に落ちてくる。ひと昔前には理解されなかったようなことが、今はだんだん普遍的になりつつある。『2010年から2015年までのシフト』は振り返れば確実に身を以て実感できる。それは私のブログに記録として残されている。

電車の乗り換えができてホッとしている私。今現在は将来の経済的不安もなく、性的欲求に振り回されることなく、精神の安定の為に男に依存することもなく、360度フリーで羽が生えてるような気分。このままあらがわずに『ワクワクの人生』を続けて行けばきっと行くべき世界に辿り着くのだと思う。

4 件のコメント:

  1. 「みんなそれぞれの宇宙」からずっとファンで読ませていただいておりました。
    Ameba nameマイリーです。
    こちらでは初めてコメントさせていだきます。

    「電車の乗り換え」わかりやすい言葉ですね。
    私も6年前に雅さんと同じシチュエーションで「電車の乗り換え」をしました。
    「子供」という家族と共に乗り換え、それ以外を全て手放し今を生きております。
    これからも「あらがわず」に「ワクワクの人生」を私も続けていこうと思います。
    また雅さんに元気もらっちゃいました。
    感謝します。

    次回更新楽しみにしていますね☆

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  2. こんにちは、マイリーさん。

    マイリーさんは、6年も前に大きな決心をして電車の乗り換えができたんですね。その勇気に感心すると共に、その行動が間違いでなかったこと、今でもワクワクの人生を歩んでいらっしゃることを知って嬉しい気持ちです。

    こういうコメントをもらうことで、私も元気を頂いています。ありがとうございます。

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  3. こんにちわ
    「引き寄せの法則って本当よ!」「みんなそれぞれの宇宙」「あらがわない生き方」
    ずっとブログを拝見させていただいて雅さんの心の変化をドラマを見ている様に
    感じます!
    気持ちの変化と共に「電車を乗り換え」ていたのですね!
    私はまだ男性への依存を捨てて電車を乗り換えられないので雅さんより一足遅れて
    いますが、誰に媚びる事もない「ワクワク人生」行き電車にそのうち乗り換えて
    行きたいと思います。
    私は今の雅さんが一番好きかな。。。!

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    1. みさきさん、

      確かにたまに落ちたりしていたけれど、そこから戻る時にはより高い波動へと移動していたように思えます。そして、その固定化も強く長くなってきていますし。

      バシャールの言葉に違和感を感じないというところで、きっと自分の生きたい道を進んでいるのだと思います。

      私も、今の私が一番好きかな!

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