9/13/2014

恋はハワイの風に乗って 9


身体に羽が生えたような気分を覚える。未知の土地をクルマで自由に移動できる素晴らしさを実感する。『Independent』という単語が脳裏に浮かぶ。オアフ滞在7日目にして、やっと密かに計画していた島の探索が始まる。


これは一体なんでしょう?





目的地を目指してうほほーっとクルマを走らせ、その途中でふと気づき興味本意でふと立ち止まったこのスポット『海守地蔵尊』と赤く溶岩に刻み込まれた文字がちょっとおどろおどろしかったけれど、観音様が海に面していて確かに『守り神』という感じはする。後ほど調べてみたら、荒波にさらわれて亡くなった釣り人の為に日本人により建てられた観音様だということだった。

そして、はやる心で目指す『ペレの椅子』

なんでも『オアフのパワースポット巡りをするのだったら、ハワイの創造と破壊の女神ペレに敬意を表してまずはここから始めるか、またはここで終了すると良い』ということを文献で読んでいたので。

マカプウ岬に続く舗装道路から横道にそれて歩き出すは私のみ



椅子状の岩の横に身体を落ち着け、この島に降り立った私が離婚を機会に確実に導かれる道を探し当てられるよう、祈りをこめて瞑想をする。自分の心を見つめた時、やっぱりそこにあるのは『不安』だった。みんなが浮かれるオアフ旅行でこんな不安な気持ちに襲われているのも私くらいだろうな、と自嘲しながらも、それでもアドベンチャーの心かき立てられて降りる岩場。麓のプールを目指す。


お勧めに従ってそこで浄化目的の沐浴のリチュアルをした。今日一日の冒険の始まりで浄化された身体に満足。タオルをお尻の下に敷いて再度クルマを走らせる。







次なる目的地は『ワイマーナロビーチ』。ヒーリング効果の高い白い砂浜が永遠と続く美しいビーチだということで。行ってみて人気の少ないその場に感動。しばしそこで穏やかなエネルギーに浸る。







それから更に北上、『カイルアビーチパーク』に辿り着く。ここは観光スポットでもあるので、やっぱり多くの日本人観光客をみたけどワイキキのそれよりは遥かにまし。ラニカイの高級住宅地の家もさらっと見物、そしてカイルアのダウンタウンをチェック。やっぱり思ったよりもずっと田舎なのだな、という印象だった。




カイルアの北の山側にカネオヘという住宅地があり、そこのハレイワ・ジョー・レストランの下にある庭園『Haiku Garden』を目指すも分りにくく、クルマを駐車した後必用以上に住宅地の中を彷徨うハメになった。ランチをするつもりででかけたが、レストランは夜しか開いていないためその庭園には誰も人はいなかった。恐ろしく静かだった。山の麓、解放というよりは籠った密度の高いエネルギーを感じた。




池の周りをぐるりと一周




96歳のホスピス患者のHからの課題。私にハワイアンムームーをくれたとき、ここにある『Japanese temple』を必ず訪れなさいと念を押していた。調べてみたら『平等院』だということが分った。それはいろんな宗教のお墓があるTemple Valleyに存在する。近くまで行ったら、ゴ〜ンという鐘の音が響き渡っていて静かに感動した。その造りは決してちゃっちいものではなく、ハワイの島にあるものでありがなら、尊厳を保った立派な造りである。内部に安置されている大仏様もお見事。ただ、そこの土産物屋はタイと中国と日本の品がごっちゃになっていた。



参拝者が自由に突けることができる鐘


大仏様がちょっと埃っぽい?


そしてラニロア岬を目指して、赤いSmartは走り続ける。





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